『屋根の三日月』を指摘をされている岐阜、愛知の方はコチラ

お問い合わせはこちら

ブログ

『屋根の三日月』を指摘をされている岐阜、愛知の方はコチラ

2022/04/17

目次

    『屋根の三日月』を指摘をされている岐阜、愛知の方はコチラ

     皆さんこんにちは。このページをご覧になっていると言う事は、ポストに『屋根の三日月がめくれ、中の土が流れています。』という手紙が入っていたのではないのでしょうか? 今回は、このお手紙を貰って、不安になっている皆様へ向けてご説明をしようと思います。

     このページでは以下の事をご説明いたします。

    1. そもそも三日月って何?

    2. 三日月に傷みがあるとどうなるの?下から見て分かる物なの?

    3. 三日月は目立たないけどとっても大事な役割があります。

    4. 三日月補修の内容と相場

      1.棟詰め直し補修

      2.棟取り直し補修

    5. 最後に

     

    1. そもそも三日月って何?

     皆様が気になっている『三日月』とは、こちらの写真で赤い枠で囲んである所になります。棟(屋根の三角形の頂点の辺)のすぐ下に分度器をひっくり返したような半円型の部分の事です。

     この部分は、中に土を込め、流れないように漆喰で固めたうえで、屋根の頂点である棟を形成しています。この部分に傷みがあると、どの様に見えるのか?どのような役割をしているのか?を順を追ってご説明いたします。

    2. 三日月に傷みがあるとどうなるの?下から見て分かる物なの?

     こちらの写真は、実際に補修している写真となります。持っている道具から右側は補修前で、傷みがある状態となります。見て頂くと分かる通り、左側は綺麗な白色、右側はグレーと茶色が混ざったような色をしています。この色の違いは、下から見ても判別できるため、この色の違いを基準にお手紙を入れさせて頂いております。

     なお、色に関しては、傷みの進行具合により、黒っぽいこともあります。また、もっと茶色っぽいこともあります。最もひどい状態ですと、完全に空洞になってしまっていることもあります。気になった方は、一度専門の業者に点検をご依頼されるのが良いかと思います。

     くれぐれもご自身で点検や補修をしようとは思わないで下さい。ご自身で行った方が安価では済みますが、屋根の上は思いのほか滑ります。また、漆喰も詰めれば良いという物ではありません。漆喰の詰め方を間違えると雨漏りを助長することもあります。専門の業者にご依頼されることを強くお勧めします。

    3. 三日月は目立たないけどとっても大事な役割があります。

     皆様に『三日月』の場所と傷みがあるとどの様に見えるのかをご理解頂けたと思いますので、三日月(漆喰)の役割についてご説明させて頂きます。

     三日月の中には土が詰めてあります。最初の項で少しだけ触れさせて頂きました。さらに詳しい説明は、またの機会とさせていただき、今回は省かせて頂きます。

     三日月は、この土が流れてしまうのを防いでくれています。では、何故土が無くなるといけないのか気になりますよね。三日月がある棟は、棟瓦をはじめとしたいくつもの瓦を組み合わせて形作っています。この沢山の瓦の隙間を埋めているのが、三日月の中にある土なのです。その為、この土が無くなってしまうと瓦が不安定な状態となり、いずれ落下してしまいます。

     それだったら、土だけでもいいんじゃないの?と思われる方もいるかと思います。何も保護をしない状態で雨も日光も浴び続ける状態をご説明いたしますね。雨が降ると、土が雨を吸ってしまい膨張します。その後、天気が良くなると、気温の上昇や日光を浴びることで乾燥し、収縮してしまいます。これを繰り返すうちに徐々に崩れてきてしまい、最終的には、無くなってしまうという事態に陥ります。この様な事態を防いでくれるのが三日月の役割りとなります。

     また、美観上の役割も兼ね備えています。瓦屋根は濃さに差はある物のグレーが多いです。そこに、漆喰の白が加わることで屋根が引き締まって見え、家全体で見た時にも引き締まって見えるという効果も期待できます。また、グレー以外の色(青や緑)との相性も大変良いです。これらの色と組み合わさるとさわやかな印象を与えてくれます。

    4. 三日月補修の内容と相場

    1. 棟詰め直し補修   相場:4,000円~7,000円/m

     棟の補修には、大きく2つに分けることが出来ます。棟詰め直し補修と棟取り直し補修です。

     棟詰め直し補修は、その名の通り、傷みのある漆喰を除去したり、傷みが軽い場合には、除去をせずに漆喰を詰め直すという補修方法です。比較的軽微な損傷の時に用いる補修方法となります。

     メリットは時間、金額ともに低く抑えられることです。デメリットをあえて挙げるならば、損傷のひどい漆喰の上から新たに漆喰を詰め、見た目だけ綺麗にし、金銭を要求する業者がいると言う事ぐらいでしょうか。傷みのひどい状態の上に新たに漆喰を詰めても、すぐに新しい漆喰も剝がれてしまう可能性が高いです。信頼の出来る業者選びが大切になってきます。

    4. 三日月補修の内容と相場

    2. 棟取り直し補修   相場:10,000円~16,000円/m

     次に、棟取り直し補修について、ご説明いたします。

     写真を見て頂くと、手前に鬼瓦があるのがお分かりいただけるかと思います。本来であれば、そこから奥に向かって棟があるはずなのですがありません。一度、棟を全て取り払って一から棟を作り直す補修方法を棟取り直し補修と言います。この補修は、棟の土の流出がひどく、先程ご説明した『詰め直し補修』では、補修として不完全になってしまうなどの棟の損傷が進んだ状態の補修に用いられます。

     メリットは、一から作り直すため、当面は三日月を含め棟に関しては補修の必要が無いことです(棟だけですので、屋根全体と間違えないようにしてください)。デメリットは金額も時間も多く必要になると言う事です。

    5. 最後に

     突然、『三日月』などという聞きなれない言葉が書いてある手紙を入れられて、驚いた方もいらっしゃるかと思います。普段、あまり気にしない部分ですが、大切な役割をしている三日月です。放置するとどの様な事態が発生するかと言うと、雨漏りの原因となりえる所です。また、棟取り直し補修をしないといけないとなると、金銭的な負担も大幅に増加します。お手紙を入れさせて頂いたお宅にお住まいの方は、一度、ご自宅の三日月のご確認をお願い致します。

     

     当社は岐阜県羽島市を拠点に、岐阜県西濃地区から愛知県尾張地域、名古屋を中心に多数の施工実績を持つ会社です。気になることがある方は、お気軽にお問い合わせください。

     

    ご相談はコチラから

    <個人情報の利用目的>
    お客様よりお預かりした個人情報は、以下の目的に限定し利用させていただきます。
    ・本サービスに関する顧客管理
    ・本サービスの運営上必要な事項のご連絡

    <個人情報の提供について>
    当社ではお客様の同意を得た場合または法令に定められた場合を除き、
    取得した個人情報を第三者に提供することはいたしません。

    <個人情報の委託について>
    当社では、利用目的の達成に必要な範囲において、個人情報を外部に委託する場合があります。
    これらの委託先に対しては個人情報保護契約等の措置をとり、適切な監督を行います。

    <個人情報の安全管理>
    当社では、個人情報の漏洩等がなされないよう、適切に安全管理対策を実施します。

    <個人情報を与えなかった場合に生じる結果>
    必要な情報を頂けない場合は、それに対応した当社のサービスをご提供できない場合がございますので予めご了承ください。

    <個人情報の開示・訂正・削除・利用停止の手続について>
    当社では、お客様の個人情報の開示・訂正・削除・利用停止の手続を定めさせて頂いております。
    ご本人である事を確認のうえ、対応させて頂きます。
    個人情報の開示・訂正・削除・利用停止の具体的手続きにつきましては、お電話でお問合せ下さい。

    お名前
    お電話番号
    メールアドレス
    ご依頼者様の住所
    施工内容
    現地調査希望日
    建物の種類
    ご依頼者様のご住所と違う場合
    ご希望の連絡方法
    その他ご意見、ご質問

    当店でご利用いただける電子決済のご案内

    下記よりお選びいただけます。