屋根の状態を確認 【劣化症状を確認】
2023/08/25
目次
屋根のリフォーム・メンテナンスが必要な劣化症状
変色・色あせ |
---|
スレート・ガルバリウム鋼板・セメント瓦などの屋根材には元々、表面に塗装(塗膜)が施されています。 日々、紫外線や雨が当たることにより、塗装が徐々に劣化して「変色」や「色あせ」「ツヤがなくなる」と いった症状が出てきます。 塗装の劣化の中でも初期症状と呼べる状態ではありますが、塗膜が本来持っている「防水性能」が落ちてきている状態です。 放置してしまうと、コケやカビ、屋根材自体の劣化や雨漏りなどの原因となってしまうため、早い段階で塗装工事を実施するとよいでしょう。 |
コケ・藻・カビの発生 |
---|
防水力が弱まっている屋根には水分が残りやすくなり、コケ・藻・カビが発生します。 経年劣化、あるいは湿気が多い・日当たりが悪いといったことが主な原因でしょう。 色褪せなどよりも深刻な状態で、見た目が損なわれてしまうだけではなく、屋根材自体の劣化が進んで、もろくなる不安があります。 繁殖してしまうと、雨水の流れを妨げてしまうため雨漏りを引き起こす可能性があります。 冬など寒い時期には、凍害(凍結した部分が膨張し、ひび割れする)リスクも出てきます。 なるべく早めに業者に見てもらいましょう。 対応方法としては、高圧洗浄で汚れをしっかり洗い流すのが一般的ですが、同時に塗装をする例も多く見られます。 |
漆喰・棟瓦・棟板金の劣化(ズレ/剥がれ/破損など) |
---|
どの屋根材であっても築10〜20年程度で、漆喰や、棟瓦(日本瓦・セメント瓦など)・棟板金(スレート屋根やガルバリウム鋼板など)の補修が必要となることが多いです。 屋根の頂上部にあるため、最も強風・地震の影響を受けやすい箇所と言えます。 破損した状態を放置すると、雨水が浸入しやすくなるため雨漏りや下地材の腐食といった現象を誘発してしまいます。 また強風で棟板金などが飛ばされてしまうと、大変危険です。 傷み具合によって、漆喰部分の補修や、棟の積み直しや交換などの工事を行いましょう。 漆喰補修と棟部分のメンテナンスを同時に行うほうが効率的なケースも多いです。 |
(屋根材自体の)反り・剥がれ・浮き・割れ・歪み |
---|
強風などの影響で、屋根材が反っている・浮いている・割れている・歪んでいる、といった症状がある場合は、台風シーズンがくるまえに早めに修理・補修をしておきましょう。 特に割れている場合は、隙間から雨水が進入して錆び・雨漏りなどの原因となってしまいます。 割れている場合は、古い瓦材などを撤去して新しい瓦へ差し替えます。 また下地も劣化している場合には、不具合がある箇所の補修や、ルーフィング(防水シート)の補強なども必要になるでしょう。 |
全体的な傷み・下地の劣化・雨漏り |
---|
すべての屋根材・下地材が、いずれは全体的に老朽化し寿命を迎えます。 「屋根材は劣化しているけど、下地までは劣化していない」という場合や「なるべく費用を抑えたい」というときには、既存の屋根材の上から新しい屋根をかぶせる、カバー工法で対応できることがあります。 「全体的に激しく劣化している」「屋根の下地まで老朽化している」という場合は、すべて新しい資材に交換する「葺き替え」が望ましいです。 また日本瓦の屋根は、重量が増えると耐震性に不安が出てくることから重ね葺きは向かないため、葺き替えや葺き直しを行うのが一般的です。 築年数や屋根材にかかわらず、雨漏りなどの症状が見られる場合は、早めに修理や葺き替え工事をお勧めします。 |
まとめ
屋根のメンテナンスも他の部分と同様に定期的なメンテナンスが必要です。適切なタイミングが分かりづらいためそのままにしてしまう人も多いですが、家を長持ちさせるためには点検とメンテナンスが欠かせません。しばらく屋根の状態を把握していないと感じた方は、一度点検をすることをおすすめします。
屋根、外壁でお困りの方や気になる事があればお気軽に
羽島市のNagao塗装へお問い合わせください。