鉄部塗装
2024/03/25
目次
鉄部塗装とは?
鉄部塗装は建物の鉄部分の塗装工事です。住宅だとベランダの手すり等、アパートやマンションだと鉄骨階段やドア等が鉄部のことが多いです。
鉄部に塗装がしてあれば錆は発生しません。この塗装にひび割れや剝がれが出ると、錆が発生します。
屋外に露出している鉄部は、酸素や水分、更には塩分などの影響を受けて錆が進行すると、鉄部の強度や耐久性が低下し、安全上のリスクが生じます。
定期的メンテナンスは大事
メンテナンスが必要な理由はいくつかあります。
・ 強度や耐久性の低下
・ 構造に悪影響を及ぼす可能性がある
(錆びた鉄部が放置されると、外壁や屋根などに損傷を引き起こし、修復コストが増える)
・ 美観が損なわれる
定期的なメンテナンスを行うことで、鉄部の劣化を予防して建物の安全性と美観を保つことができます。これにより、建物の寿命を延ばし修繕コストを抑えることができます。
錆の進行
鉄部品の錆は一度発生すると何度も繰り返されてしまい、腐食と同じですので錆の発生が繰り返されるたびに強度が低下してしまいます。
もし錆が発生した場合は、錆自体の再発を防ぐことが重要になってくるので、錆を除去して塗装で保護する必要があります。
鉄部の塗装の流れを紹介します。この作業は以下の手順で行われるのが一般的です。
ケレン作業は、錆びた表面の清掃して古い塗料、錆などを除去します。ケレンをせずに塗装を行うと、下地と塗料が密着せず短い期間で塗料が剥がれてしまうといったことがあります。
この時に表面に傷やへこみがあれば補修を行います。不均等な表面を平らに整えて、塗料の密着度を高めるためです。
ケレン作業は下地処理でもかなり重要な作業になります。
表面に下地処理を施します。これには、下塗りや防錆処理などが含まれます。
この下地処理は塗料の密着性や耐久性を向上させるためにとても重要になります。
ここで手を抜いてしまうと、数年で剥がれが起きたり、初期不良が起こる可能性があるため、下地処理こそ一番重要な作業だと言う業者も少なくありません。
鉄部塗装の耐久年数は、5年~6年程です。3~4年経った頃に手で触ってみて、粉のようなものが着いたら塗膜の劣化が始まっているサインです。
これは、チョーキング現象と言って塗膜が劣化し、塗料に含まれる顔料が粉のようになって表面に浮き出てくることを言います。これを放置すると、錆の発生に繋がります。
まとめ
建物に鉄が使用されている部分は意外と多いものです。
住宅で鉄が使われている部分 |
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サビにより鉄部の強度が低下すると、ベランダや階段の手すりや柵が崩落する事故が起こる可能性があります。
サビが奥まで進行してしまい、塗装しても耐久性を持たせることができない場合は、専門家に相談することをオススメします。
建物に関することなら、Nagao塗装にご相談ください。現地調査にて判断し、最適なメンテナンス方法をご提案します。お見積りも無料ですので、お気軽にお問い合わせください。