外壁塗装での失敗例
2024/07/12
外壁塗装での失敗は様々な要因によって引き起こされる事があります。
これらの失敗が起こると、外壁の保護が十分でなくなったり見た目が損なわれたりするだけでなく、修復や再塗装のコストがかさむこともあります。
ここでは、外壁塗装の失敗例を解説します。
目次
外壁塗装の失敗の一因として挙げられるのが、【塗料の選択ミス】です。
外壁材や塗装する環境に適していない塗料を選んでしまうと、塗膜の劣化や剝がれが早まることがあります。
例えば、木材や金属などの素材に対して、適切でない塗料を用いると日光や雨風に晒された時に耐久性が低下し、劣化や変色が起こる可能性があります。
失敗しない色選び
外壁塗装する際に失敗しない色選びは以下のポイントに注意することが重要です。
1.建物のスタイルやデザイン
建物の特徴や素材に合った色を選ぶことで、バランスの取れた外観を実現できます。
2.周囲の環境や景観
周囲の建物や植栽などを考慮して調和した色を選ぶことが重要です。周囲と調和することで、建物が自然に溶け込んだ印象を与えることができます。
3.日照条件
外壁の色は日照条件によって見え方が変わります。建物の向きや周囲の環境に合わせることが重要です。
4.色の持つ印象
色にはそれぞれ意味や印象があります。建物の用途や所有者の好みに応じて、色のイメージを考慮しましょう。
5.サンプルや試し塗り
最終的な色を決定する前にカラーシミュレーションを活用したり、実際に試し塗りをおすすめします。
実際の外壁で色の見え方や質感を確認することで、失敗を防ぐことができます。
塗装の施工は気温や湿度、風や雨などの影響を考慮行う必要があります。施工中や塗装後の環境条件が適切でないと、塗膜の乾燥や硬化が不完全になり、耐久性が低下します。
適切な環境条件として
・気温が5度以上
・湿度が85パーセント以下
・雨や雪が降っていない
などが挙げられます。と、いっても上記の条件が揃っていれば一年を通していつでも施工できます。
無理な施工をしても乾燥までの時間がのびて工期が遅れたり、塗膜の質が低下するなどのデメリットがあるので、適切な環境条件下での施工が求められます。
下地処理の不備
外壁塗装を行う際に最も重要な工程の一つが、『下地処理』です。
下地処理が不十分だと、塗料が外壁に密着せず早期の剝がれや劣化を招くことがあります。
外壁に付着した汚れやカビが十分に除去されてないと、塗料が汚れの上から塗られることになります。
汚れが残ったままでは、塗料が不均一になります。また、カビは塗膜の下から成長する可能性があり、塗装後に再発することも考えられます。
外壁にあるクラックや穴が適切に補修されていないと、塗料が密着せずに、そこからの水分や湿気が浸入するすることがあります。
クラックや穴の補修は、丁寧かつ適切な材料を使って行うことが重要になります。
古い塗膜が十分に剝がされていないと、新しい塗料が不均一に塗布され、剝がれや剝離が起こることがあります。
特に古い塗料が劣化している場合は、そのまま上塗りすることは避けるべきです。剝がれた古い塗膜の下に隠れた問題も発見されず、塗膜の寿命が短くなります。