コーキングの適正な乾燥時間はどのくらい?乾燥不足と起こりうる2つの問題点。

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コーキングの適正な乾燥時間はどのくらい?乾燥不足と起こりうる2つの問題点。

2021/08/17

目次

    コーキングの乾燥時間と乾燥不足で起こる2つの問題点。

     皆さん、こんにちは。このページでは、コーキングの適正な乾燥時間と乾燥不足で起こりうる2つの問題点についてお話していきます。

     皆さんの中には、自宅の壁にひび割れを見つけたからご自身でコーキングを打ったけど、どのくらい乾燥させたらいいのかわからなった。と言う経験をされた方はいませんか?このような事態にならない為にも、このブログに目を通してみて下さいね。

     このページでお話しするのは、以下の内容となります。

    ・コーキングの硬化までの3段階

    ・コーキングの種類とそれぞれの適切な乾燥時間

    ・乾燥不足で起こりうる2つの問題点

    コーキングの硬化までの3段階

     コーキング材は、柔らかいペースト状になっています。チューブのワサビや絵の具を想像していただくとイメージがしやすいかと思います。容器の中では、空気に触れていない為、ペースト状ですが、容器から絞り出して空気に触れた瞬間から硬化が始まり、硬化までに時間を要します。完全に硬化するまでの乾燥状態は大きく3段階に分けることが出来ます。『表面硬化』『被膜硬化』『完全硬化』です。それぞれの状態については以下の表にまとめました。

     

    段階名 状態
    表面硬化 手で触れても大丈夫な状態で水に濡れても大丈夫。
    被膜硬化 塗装などの施工が可能。
    完全硬化 芯までしっかりと固まり、強度を得た状態。

     

     空気に触れた時点で硬化が始まり、上の表の上から下へと硬化の段階が進んでいきます。続けて、コーキングの主な種類と、種類ごとの各段階に必要な目安の時間を詳しく解説行きます。

    コーキングの種類とそれぞれの適切な乾燥時間

     一口にコーキングと言ってもその用途や使用する場所により『ウレタン系』『変成シリコン系』『シリコン系』の3種類に分けられます。その中で、外壁や屋根の補修にに使用されるのは『ウレタン系』と『変成シリコン系』の2種類です。次の表にそれぞれの特徴をまとめました。

    種類 特徴
    ウレタン系 モルタル壁やコンクリート壁の補修に使用。
    変成シリコン系 サイディングの目地や窓枠等のサッシ、屋根や外壁の補修に使用。
    シリコン系 お風呂や洗面台などの水回りに使用。変成シリコンとは異なる為、屋根や外壁には使用不可。

     

    ここからは、外壁や屋根の補修で使用される2種類のコーキング材の特徴や乾燥に要する時間を更に詳しく解説していきます。

     

     

    ウレタン系コーキング材

    ・安価で、耐久性も高いため、広く使用されている。

    ・高い密着性と弾性により、外壁のひび割れや穴を強固に塞いでくれる。

    ・紫外線に弱いという特徴を持つため、塗装などの紫外線から守る工夫が必須。

    ・ほこりが付着しやすいため、上記理由も相まって塗装が必要。

    乾燥に要する時間

    乾燥の状態 乾燥に要する時間
    表面硬化 約2時間
    被膜硬化 約4時間
    完全硬化 3~7日

     

    変成シリコン系コーキング材

    ・耐候性・耐久性に優れたコーキング材。

    ・サイディング壁の目地などに使用されることが多い。

    ・最近はノンブリードタイプ(NBタイプ)が主流。

    ・NBタイプは表面に成分がにじみにくく、べたつきや塗料の変性を防ぐ効果がある。

    ・ウレタン系よりもコストが掛かる。

    乾燥に要する時間

    乾燥の状態 乾燥に要する時間
    表面硬化 約30分~1時間
    被膜硬化 約1~1.5時間
    完全硬化 3日間

    乾燥不足で起こりうる2つの問題点

     各コーキングの特徴や乾燥時間が分かったところで、もし、乾燥不足で塗装などをしてしまった場合、どの様な問題が起こりうるのかを説明して行きます。起こりうる問題点は以下の2点です

     

    ・塗膜の施工不良

    ・防水機能の低下

     

    それぞれの項目について詳しく説明をします。

     

    ・塗膜の施工不良

     表面乾燥の状態で塗装を施してしまうと塗料に含まれる成分(溶剤系塗料に含まれるシンナーなど)がコーキングを溶かしてしまいます。この状態は、外観が悪くなるだけでなく、外壁自体の耐久性を低下させ、塗膜もはがれやすくなってしまいます。

     

    ・防水機能の低下

      コーキングの乾燥時間不足は、防水機能の低下を招く要因となります。防水機能が低下していると、家屋の内部に水が浸入し、家屋自体の寿命を知事めてしまう原因となってしまいます。このような事態を防ぐためにもコーキング材の乾燥時間はしっかり守りましょう。

    最後に

     今回は、コーキングの乾燥時間についてお話ししましたが、いかがでしたか?もし、ご自分で施工された経験があり、乾燥時間に不安がある場合は早めに専門家に調査を依頼することをお勧めします。

     当社は、岐阜県羽島市を拠点として、西濃地区から名古屋市を中心に数多くの施工実績を持つ会社です。コーキングに関しても豊富な知識を持ち合わせております。『自分でやってみたけど、ちゃんと出来てるか不安だなぁ。』や『コーキングの寿命について、良く分からないから一度見て欲しい』といった要望にも対応可能です。一度ご相談ください。

     

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