外壁コーキング(シーリング)

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外壁コーキング(シーリング)

2023/11/15

目次

    はじめに

    こんにちは、Nagao塗装です

     

    今回は外壁のコーキング(シーリング)について書いていこうと思います。コーキングは目立たないですがとても重要な役割を持つ箇所です。

     

    是非、最後まで読んでご自宅のメンテナンスの参考にしてください。

    コーキング(シーリング)とは?

    写真で引っ張り出している部分がコーキングになります。

     

    コーキング材は、簡潔にいうと外壁の目地や隙間を埋める樹脂系の目地充填剤です。パネルとパネルをつなぐ目地部分に使うのが、弾性に富んだ樹脂系のコーキング材です。

     

    ちなみにシーリングという呼び方もありますが、シーリングとコーキングはほとんど同じ意味であり、業者によって呼び方が異なるだけです。

     

    業者に依頼する際にはコーキングとシーリング、どちらの言葉でも伝わるのであまり気にしなくていいと思います。

    コーキングの役割

    ・ボードやパネルの隙間を埋める

    ・ひび割れ防止

    ・外壁材を長持ちさせる

     

     コーキングの役割はボードやパネルの隙間を埋めて雨漏りや構造体の腐食など防ぐ役割があります。

     

     また、地震の揺れやトラックが通った際の揺れ、温度変化などで外壁は膨張と収縮を繰り返しています。硬い素材でできている外壁材が敷き詰められていると、揺れや温度変化によって衝突したり引っ張りあったりすることになり、ひび割れが起きてしまうことがあります。コーキングは樹脂製で弾力があるため、外壁材の間に充填することでクッションがわりになりひび割れを防止することができます。

    外壁コーキングの劣化症状

     上の写真の症状が出てきたら劣化の初期症状が始まってます。それほど急ぐ必要はないですが、

     ここから劣化が進行して

     

    剥離

    壁とコーキング剤との間に隙間ができている状態です。これでは全くコーキング剤の役割を果たせません。

     

    破断

    ひび割れが進行すると最終的にはコーキングが避けてしまいます。こちらも剥離と同様に危険な状態です。

     

    欠落 経年劣化、プライマーの充填不足などの理由により完全にシーリングが取れてしまった状態です。早急に処置が必要です。

     

     上記の症状が出てきたらメンテナンスを検討した方がいいです。

    外壁コーキングの寿命

     

     コーキングされている場所やコーキング剤の種類にもよりますが、外壁に使用されている場合、寿命は長くて10年、短いものでは5年程度です。

     

     実際のところ、5年ですべての箇所が劣化し雨水の侵入を許すというわけではありませんが、特に日常的に雨風に当たりやすい場所や、陽が当たりやすい場所はひび割れや裂けが生じているおそれがあります。

     

     また新築の場合だと、まだ綺麗な状態の家がほとんどだと思います。
     しかし実際には見えないところは寿命がきていたりします。もし、10年間メンテナンスを何もしていない場合には、点検だけでも専門業者に依頼してみてはいかがでしょうか?

     

    コーキングの増し打ちと打ち替え

     コーキングには「増し打ち」と「打ち替え」の2種類があります。ですが、ほとんどの場合は『打ち替え』を実施します。

     

     増し打ち

     

     増し打ちとは、既存のコーキングをそのまま残して、上から重ねて打つ作業です。

     撤去する必要がないので、費用を安く抑えられます。

     ただ、既存コーキングとの相性が悪いとすぐに剥がれてしまいますので、コーキングの選定には十分注意が必要です。また、耐用年数も打ち替えに比べてかなり劣ります。

     

     

     ・打ち替え

     打ち替えとは、既存のコーキングを撤去して新しいコーキングを打つ作業です。

     取り除く作業が発生するため費用がかかりますが、耐用年数が長いことから打ち替えを行うケースがほとんどです。

    施工手順

    施工手順の紹介

     

    ①既存のコーキングの撤去

    サイディングのジョイントや開口部に充填されているコーキングをすべて撤去します。

     

    ②養生テープ貼り

    新たに充填するコーキングがはみ出さないように養生テープを貼ります。

     

    ③プライマーの塗布

    既存の外壁とコーキングの密着性を高めるためにプライマーを塗ります。

     

    ④コーキング材の充填

    プライマーの塗布後にコーキング材を充填し、ヘラを使って平らにならします。

     

    ⑤養生テープの撤去

    コーキング材が完全に硬化する前に養生テープを撤去します。

    まとめ

     

     今回はコーキングについて説明していきましたがいかがでしたか?

     

     一階の低い所なら危険性も無いので、一度自宅のコーキングをチェックしてみるのもいいと思います。

     

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