外壁材 「サイディング」
2023/12/13
目次
はじめに
こんにちは! Nagao塗装です。
今回は外壁材のサイディングについて書いていこうと思います。近年では国内のほとんどの住宅で使われています。
リフォームやメンテナンスを考えている方は是非、参考にしてください。
サイディングの種類
主に4種類のサイディングが使用されています。
・ 窯業系サイディング
・ 金属サイディング
・ 樹脂サイディング
・ 木質系サイディング
種類別のメリット・デメリット
窯業系サイディング
メリット
窯業系サイディングは色やデザインのバリエーションが豊富で、デザインの自由度の高さは最大のメリットです。
耐火性に優れており、不燃材料や純不燃材料として国から認められていて防火外壁材として扱われることもあるほど火に強い素材だとされています。
大量生産に向いている外壁材のため、他の外壁材よりも価格が安い傾向にあります。
そのため、初期費用が安いというメリットもあります。
デメリット
窯業系サイディングの主原料であるセメントは、防水性のない材質となっています。そのため、防水性を担保するためには専用の塗装が必要となります。もちろん、塗装がはがれると防水性は落ちてしまいます。
外壁の防水性能の維持だけではなくコーキング(シーリング)部分にもメンテンナンスが必要になります 。
金属サイディング
メリット
表面が金属なので水をはじくため、凍害に強いです。
凍害とは、外壁内部にしみ込んだ水分が凍結・膨張・破裂を繰り返すことで劣化が進む現象で水を吸収しない金属サイディングは凍害の心配がありません。
窯業系サイディングよりも軽く、家自体への負担が少ないのも特徴です。また断熱性や耐震性が高いのもメリットです。
デメリット
金属自体が傷のつきやすい素材のため、鋭利なものや、風で飛んできた小石でも簡単に傷がついてしまいます。傷がつくと表面の塗膜が劣化し、サイディングそのものの劣化に繋がります。
サビが発生しにくい合金やサビ防止の塗膜を使用している金属サイディングですが、金属であるがゆえにどうしてもサビの発生は避けられません。
樹脂サイディング
メリット
一般的な窯業系サイディングと比べ外壁材のつなぎ目が目立ちにくく、 またコーキングのメンテナンスが無いという特長があります。
樹脂系サイディングは色あせることがなく、他の外壁材は約10年ごとのサイクルで塗装、または目地のコーキングの補修といった手入れが必要なのに対し、その点樹脂系サイディングはメンテナンスにかかる費用が抑えられます。
簡単に言ってしまうとメンテナンスの手間がかからないのがメリットです。
デメリット
流行に左右されないデザインなので、色や種類が少ない。
他のサイディングと比べるとデザインや色のバリエーションが少ない。
日本ではシェア率が低いので、取り扱っている会社が少ない為サイディング材の生産数が少なく施工業者がいないため、施工費が高くなる。
・木質系サイディング
メリット
天然木が素材だけあり、木質系サイディングは熱を吸収しにくく、断熱性が高いのがメリットです。
木質系サイディングなら天然の木材を使用するため、ナチュラルさと高級感があります。また、カラーリングによって仕上がりのイメージを変えれる事もできます。
個人的に思う最大のメリットは木材だけがもつ独特の風合い。ナチュラルで繊細な質感は、ほかの素材での再現は難しく、経年による変化も味わいのひとつになっていきます。色合いが変化していくほどに、どんどん愛着が湧いてきます。
デメリット
木製なので水に弱いので、他の外壁材よりもメンテナンスの期間が短くなってしまいます。
経年劣化の影響を受けやすく耐火性が他の外壁に比べて低く住宅が密集している地域などの準防火地域では使えない可能性があります。
費用も天然木材を使用していることから他サイディングよりも高額な予算が必要になります。
メンテナンス
サイディングボードの塗替え目安は基本的には10年で経年劣化による状態で左右されますが遅くても20年以内に塗りかえることが必要です。
雨水や湿気を吸って劣化したり、クギ周辺から割れたりといった劣化症状があり、そのままに放っておくと、耐用年数よりはやく寿命を迎えてしまいます。
外壁は家の見た目を左右するので、メンテナンスをしない事で発生した汚れ・コケなどにより、美観を損ねてしまう可能性もでてきます。
最後に
サイディングはコストパフォーマンスが良く、耐久性や断熱性などに優れ、過半数の住宅の外装材として普及しています。
相談、診断、お見積り無料ですので塗装に関することならどんな事でもNagao塗装にお問い合わせください。