部位の名称 マンション・アパート編

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部位の名称 マンション・アパート編(前編)

2023/03/23

目次

    部位の名称 マンション・アパート編(前編)

     皆さん、こんにちは。マンションやアパートの住んでいて、ここが壊れているから修理してほしいけど、名前が分からない。と言ったご経験をされたことはありませんか?また、所有しているマンションの修理を依頼したいけど、どう説明したらいいか分からない。と言ったご経験をされたオーナー様もいらっしゃるかと思います。その様な時に、お力添えが出来る内容となっております。

     なお、部位名が多いので、前編・後編に分けてお伝えします。前編の今回は、外観とエントランス。後編では、階段、廊下、バルおkニーをお伝えしていきます。

     このページでは、以下の内容をご説明して行きますね。なお、名称が多い外観は2つに分けてご説明させて頂きます。

     

    1. 部位の名称 外観①

    2. 部位の名称 外観②

    3. 部位の名称 エントランス

    4. まとめ

    1. 部位の名称 外観①

     イラスト内の上から順番にご説明して行きますね。

     

    高架水槽(貯水槽)

     水をためておくための設備となります。建物の1階部分や地下に設置されていることもあります。一戸建てであれば、上水道からの配管を通る水だけで使用する水を賄う事が出来ます。しかし、マンションなど一つの建物に多くの人が住んでいる場合には、水道局が設置した配管だけでは間に合わなくなることがあります。例えば、1棟に10部屋ある建物で全ての部屋が、一斉にお風呂に水を貯め始めた状況を想像して頂けると貯水槽の役割が理解して頂けるかと思います。

     また、3階以上のお部屋に水を供給しようとすると、水圧が足らなくことがあります。この問題を解決する役割も担っています。

     

    塔屋

     マンションやビルなどの屋上に突き出した部分の事を言います。一般的には、エレベーターの機械室や階段室が設けられています。この部分に居室を設けることは出来ません。ところで、住んでる建物に塔屋が付いてるけど、これは階数に含まれるの?と疑問に思ったことはありませんか?3階建てだけど、塔屋を含めると4階?といった具合です。塔屋は、その建物の建築面積(1階部分の床面積と同じであることが多いです。)の1/8以内であれば、階層に含まないルールとなっています。

     

    パラペット天端

     陸屋根の屋上の立ち上がり部分をパラペットと言い、この部分の最頂部を言います。パラペットに限らず、ある程度の厚み最頂部を天端と言います。この後にご紹介する手すり壁のてっぺんを手すり壁天端といった具合です。

     

    大庇見付(おおひさしみつけ)

     図の部分を大庇と呼び、この部分を正面から見た幅の部分を見付と呼びます。

     

     雨水を地面まで誘導する構造物です。この場合、縦に走っている樋だから、縦樋(竪樋)、日本家屋に多い三角屋根の軒についている樋を軒樋と言います。

     

    上裏(あげうら)

     軒天、天井と言う場合もあります。廊下やバルコニーの上にある屋根の役割をしている部分の事です。上裏・軒天・天井それぞれに定義があるようですが、あいまいになってしまっています。それぞれの定義を知りたい方は、インターネットや書籍で調べてみると、面白い発見があるかもしれませんよ。

     

    隔て板(へだていた)

     バルコニーにおける隣の部屋との境界線を示しています。多くの場合、非常時に隣のバルコニーに避難できるように蹴るなどの強い衝撃を与えることで壊れる造りになっています。だからと言って、非常時ではない時に壊さないようにお願いします。

     

    外部階段

     外部に設けられた階段のことを言います。建物によっては、非常時に使う非常階段が別に設けられていることがあります。また、共用階段も建物内に収められている所もあります。

     

    換気フード

     キッチンやおふろ、トイレに設置された換気扇の空気の出口となります。その為、油を良く使用する飲食店などでは、油垂れが見られることがあります。

     

    換気ガラリ

     こちらは、上記の換気フードとは逆の空気の入り口となります。また、換気扇のような装置が付いていないことが殆どです。建物の外部だけではなく、クローゼットなどに取り付けられていることもあります。

     最近の建物は気密性が高く、昔の建物の様に隙間から自然と空気が出入りすることはあまりありません。皆さんも、玄関の扉を開けようと思ったら、すごく重かったというご経験はありませんか?これは、換気扇などで建物内の空気を外に出しているのに、入ってくる空気の量が少なく、外と中で気圧差が生じることにより発生する現象です。また、室内外の気温差でも同じような事が起こります。気になる方は調べてみて下さい。日本の扉が押し扉(室内から外に押す形で開ける扉)が多いと言う事も関係しています。

     

    2. 部位の名称 外観②

    小庇

     窓の上に取り付ける小さい屋根のことを言います。窓からの雨の侵入を防いだり、夏の強い日差しを遮る役割をします。

    小庇天端

     先程、ご説明した『パラペット天端』の小庇バージョンです。小庇の最頂部なので、小庇天端となります。

    小庇見付

     こちらも、先程ご説明した『大庇見付』の小庇バージョンとなります。小庇を正面から見た面の部分の事を言います。

    段裏

     階段の裏側のことを言います。階段を照らす照明が付いていることもあります。

    花台

     園芸が趣味の方には嬉しい構造物となります。窓枠や、後程ご説明する手すり壁に吊るす形で設置できるタイプの植木鉢やプランターも市販されていますが、最悪の場合落下する恐れがあります。2階以上の集合住宅にお住まいの方は、ご使用になられないことを強く推奨いたします。このような時、この構造物が設置されていると安心して、植物を設置することが出来ます。この構造物は設置されていない所もあります。

    手すり壁

     腰壁と呼ぶこともあります。落下防止の意味だけでなく、周りの視界を遮り、プライバシーを守る役割を果たします。

    手すり

     バルコニー全てを上記の手すり壁で覆ってしまうと、室内が暗くなったり、風通しが悪くなったりします。その為、手すり壁の一部を格子状の手すりにすることで、これらの問題を改善するために設置されています。

    打継目地(うちつぎめじ)

      コンクリートを打ち次ぐ際に、後になってから発生するクラックから雨水などの侵入を防ぐ為に、計画的に設けられたコンクリート構造体の継ぎ目の事です。この部分は、コンクリートではなくコーキング(シーリング)というゴムの様な素材で埋められています。コンクリート自体は、50年以上の耐用年数がある、優れた建築資材ですが、このコーキングの耐用年数は10年ほどとなります。その為、10年前後を目途に、コーキングの打ち直しをされることをお勧めいたします。

    化粧目地

     外観上の見栄えを良くするために継ぎ目を装飾的に処理したものを言います。継ぎ目のデザインにより、『平目地』『出目地』『引込み目地』と言ったりもします。

    妻壁

     建物の、短い辺を妻側と言い、この短い辺にある壁のことを言います。長い辺は平側と言い、平壁と呼びます。妻壁は、屋根の上に出ている外壁にも用いられる用語ともなります。

    基礎巾木

     基礎とは、建物を支える部分を言います。この基礎の中でも、地面から出ている基礎の立ち上がりの部分の事です。モルタルを塗って仕上げることが多いですが、モルタル以外の保護塗料が各社から販売されています。

    マンション銘板(めいばん)

     マンション名を記した看板の事です。お店の看板の様に、一枚の板にするのか、文字だけを外壁に付けるのかなど、いろいろな形のものがあります。

    3. 部位の名称 エントランス

    共用灯

     共用部分にある蛍光灯になります。エントランスだけでなく、廊下や階段にある蛍光灯も含まれます。

    管理室

     管理人さんがいる部屋になります。常駐されている所もありますし、管理人室自体が無い所もあります。

    掲示板

     お住まいの方にお知らせしたいことがある時に掲示されるところとなります。工事に関わることや、ごみ出しの注意点なども記載されることがあるので、定期的にチェックされることをお勧めします。

    エレベーター

     階を移動する時に使用するに機械となります。建築基準法では、31メートル以上(おおよそ7階~10階建て)の建物には設置が義務付けられています。また、『高齢者の居住の安定確保に関する法律』という法律では、3階建て以上の共同住宅(サービス付き高齢者向け住宅)には、設置することが定められています。

    ポスト

     画像の物は、集合ポストと呼ばれる物となります。高い建物や部屋数が多い建物では、設置されていることが多いです。

    分電盤(配電盤)

     配電盤が、電力会社から供給された電気を使う目的に合わせて電圧を変換して、分電盤に送るための装置。分電盤は、ブレーカーなどが設置してあり、供給された電気を安全に使うための装置となります。

     この画像では分電盤となっていますが、正しくは配電盤となります。分電盤は、各部屋に設置されている物となります。分電盤は、部屋の中に設置されていることが基本となります。先程、お伝えしたように、ブレーカーが内蔵されているため、部屋の外にあるといたずらをされることがあります。

    4. まとめ

     いかがでしたか?ご自身がお住まいであったり、所有されている集合住宅の修理を依頼される時に助力となるような内容になっているかと思います。参考にして頂ければ幸いです。

     当社は、岐阜県羽島市を拠点に岐阜県西濃地域や愛知県尾張地区、名古屋市まで多くの施工実績を誇る会社です。一戸建ての家屋だけでなく、アパートやマンション、工場まで幅広く塗装工事を行っております。ご所有の物件で、塗装が気になるけど、塗装が必要なのかの診断も行っております。お気軽にお問い合わせください。

     

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